染めると同時に健やかに髪を育む天然ハーブ 髪に優しい自然の恵み〖ヘナ〗
天然ハーブであるヘナは、インド北西部のラジャスタン地方に自生する低木植物で、植物染毛剤や薬剤、防腐剤として古代より使用されてきました。
ヘナは髪をただ染めるだけではなく、髪や地肌にとって嬉しい効果も持っています。化学的なカラー剤と違い、アレルギーが99.9%ありません(草や植物アレルギーの方は可能性ありますが)
また、インドでは昔から髪の健康や身体のデトックス効果を望んで使われてきました。
頭皮の毛穴の汚れも取れ、また、髪のハリ、コシや艶を出したりと、天然トリートメントとしても効果的です。髪を傷めず、健康にし、さらに環境にも優しい。それがヘナです。
※ナチュラルヘナ※
天然100%のヘナのことを、ナチュラルヘナといいます。
特徴としては、染めた直後は色の発色は薄く、空気中の酸素と反応し、少しずつ酸化することで約1日かけて発色します。(※黒髪は明るくなりません)
ケミカルヘナと違い、色がすぐ染まらないので、染める回数を増やしたり
時間をたっぷり置く必要がありますが、天然染料なので髪に負担をかけません。
色 ヘナ…オレンジ インディゴ…インディゴ藍(青)
※ケミカルヘナ※
天然のヘナに化学染料が配合されているものをケミカルヘナといいます。
特徴としては、染めた直後から色の発色が濃く、物によっては染めれば染めるほど
毛先がどんどん黒っぽくなっていくものが多いです。
ヘナという名称が付いているものの、市販されているヘナの多くには化学染料が
含まれていることがあるので、敏感肌やダメージヘアで悩まれている方には注意が必要です。
○パッチテスト(皮膚あれ試験)は必ず行なってください。
施術日2日前までに一度ご来店ください。腕の内側の柔らかい部分などに10円玉くらいの大きさの製品を塗ります。
そのまま自然乾燥させ48時間経過してもアレルギー反応がないか確認してください。
○避けた方が良い場合
風邪をひいていたり、微熱があるなど体調が悪い場合。ご使用中に異常を感じた場合は、速やかにお伝えください。
○ヘナ酔い
初めてのヘナで、「眠くなった」「だるくなった」などの体験をされる場合があります。
程度は個人差がありますが、ヘナをはじめて行う時にはこうした体験をされる可能性がありますので、ゆっくりくつろげるように時間をとって、心身ともに落ち着けるようにしてください。(自宅に帰り、お茶を飲んだり、心地よい音楽を聴きながら落ち着ける空間でゆっくりしてください。)なぜ、こうした症状が出るかの理由はよくわかっていません。おそらくヘナにはリラックスを誘う性質があるからだと考えられますが、このような一過性の症状が出た場合、まずはゆっくりとしてください。
○ヘナ冷え
冬場などの寒い季節にはヘナをする場合は、ユーカリオイルなどで発汗を促進させ、皮膚温度を上げることで、ヘナの染まりを向上させると同時にヘナ冷えを防ぐため使用することがあります。
また、体を内からあたためるような生姜の入ったお茶なども用意しております。気軽にお申し付け下さいませ。
○頭皮の赤染まり
特に最初の数回のヘナは、頭皮/地肌が赤オレンジ色に染まり、目立ってしまう場合があります。
頭皮が油抜けをおこしていることが原因の場合が多いです。
ヘナの前にオイルで頭皮マッサージをすることにより、頭皮の赤染まりは緩和されます。
一般的には翌日にはかなり薄くなっていてあまり目立たなくなっていますが、初めてのヘナは頭皮が赤オレンジに染まっても慌てないように、翌日がお休みのときなどがおすすめです。また、ヘナを数回繰り返す内に頭皮の赤染まりは緩和していきます。
○ヘナの色落ち
ヘナを使い始めの頃は、ほぼ全員の方がヘナの色落ちを体験します。
特に髪の毛が痛んでいる場合は、かなりひどい色落ちをすることがあります。
髪の毛を洗うたびにヘナ色の水が延々と流れてきたり、髪の毛をふいたタオルがオレンジ色っぽく汚れたり、
ブラウスの襟が汚れたり、枕がオレンジ色っぽく汚れたり、ヘナの色が汗で流れてきたり、、、などありますので、
ヘナの後には白服や薄い色の服は着ないようにし、枕の上には汚れてもいいタオルなどを置くなどの注意が必要です。
ヘナの回数が多くなれば、この色落ちもかなり減少してきます。
○ヘナショック
ヘナショックとは、はじめてのヘナの後に髪の毛がギシギシになってしまうなど、トリートメントを期待してヘナをしたにもかかわらず、逆に仕上がりが悪くなってしまうことをいいます。ヘナには脱脂作用があるため、特に、ヘアダイやパーマなどで髪の毛が痛んでいたり、過度のシャンプーなどにより、髪の毛や頭皮が油抜けを起こしていたりする場合に発生しやすいです。そのため、はじめヘナをされる場合やダメージの具合が大きい場合はオイルで頭皮マッサージなどをしあらかじめ頭皮と髪の毛に油分を足していきます。
※ヘナはお湯で洗い流しましょう。
ヘナはお湯で洗い流しましょう。シャンプーや石鹸類で洗いますと、せっかくのヘナが落ちやすくなります。
ヘナは1~2日かけて定着し、安定しますので、可能であればヘナ後2~3日は石けん類やシャンプーで洗わずお湯だけにするのが望ましいです。
※施術後、シャンプーが必要であればお申し付けくださいませ。お湯で洗い流すことが最大限に効果を出しやすいですがやっぱり「気持ち悪い」「汚れないかな」など気になることがあると思います。遠慮なくお伝えくださいませ。
○パッチテスト(皮膚あれ試験)は必ず行なってください。
施術日2日前までに一度ご来店ください。腕の内側の柔らかい部分などに10円玉くらいの大きさの製品を塗ります。
そのまま自然乾燥させ48時間経過してもアレルギー反応がないか確認してください。
○避けた方が良い場合
風邪をひいていたり、微熱があるなど体調が悪い場合。ご使用中に異常を感じた場合は、速やかにお伝えください。
○短時間から始めましょう
インディゴは刺激の強いハーブのため、インディゴの使い始めは、むず痒くなったり、
若干ヒリヒリと刺激を感じる場合がありますので我慢せずにおっしゃってください。
洗い流せばなんともないということがほとんどですので様子を見ながら少しずつ慣らしていきましょう。
○使用中に痒みや刺激を感じた場合
使用中に痒みや刺激が強い場合は速やかに洗い流しますのでおっしゃってください。
特に異常がなければ数日してから再度パッチテストを行い、異常がなければ様子をみながら施術していきます。
○インディゴ酔い
はじめてのインディゴで、頭痛がしたり、身体がだるくなったり、気分が悪くなるということがあります。
異変があれば無理せずおっしゃってください。
○インディゴの色落ち
ヘナもインディゴもはじめてご使用になる場合、襟元など、髪の毛に触れるもの全てに黒っぽい色がつくなど、色落ちすることがあります。特にヘナがしっかり髪の毛に定着していないうちにインディゴを使用すると、ヘナとインディゴが共に色落ちしてしまいます。
はじめての施術の場合ヘナとインディゴのダブル染めは避け数日経ってからインディゴで染めると色落ちが軽減します。
また、ヘナ染めを数回繰り返した後インディゴを染める、ダブル染めをすると色落ちを軽減され色の定着も上がっていきます。
○インディゴの色あせ
インディゴの特性として、どうしても徐々に色あせしていく傾向があります。
ただこれも、髪質や髪の毛の状態、シャンプーの回数などにより、色落ちの早さや加減などが違ってきます。
染めた後、一週間程度で下に隠れていたヘナの赤オレンジ色が少しずつわかる場合もあります。
そのような時は、再度インディゴの後染めのみ行うと気にならなくなります。
○髪の毛がごわつく場合がある
インディゴは、髪質や、髪の毛の状態によっては、髪の毛を、ゴワゴワ バサバサにしてしまう場合があります。
柔らかい髪質の方やダメージが大きい場合にはこのような傾向にあります。オイルなどで油分を足して様子をみてみましょう。
○回数を重ねるごとに、暗く染まる
インディゴの特性として、回数を重ねて染めていけば、どんどん暗い色になる性質があります。
つまり、長時間を1回染めるよりも、30分程度を日にちをあけて2回行う方が、より濃く染まります。
逆に、あまり暗めにしたくない場合は、ヘナをしてインディゴの全体染めを毎回していると、
ブラウンからダークブラウン、そしてブラックなど暗めに染まっていくため、
全体染めをした翌回から部分(根元)染めだけにし、毛先の方のインディゴが色あせしてきたら、また全体染めをするなど
希望の色味によって根元だけか全体か施術内容が変わってきます。
※インディゴはお湯で洗い流しましょう。
インディゴはお湯で洗い流しましょう。髪が水に濡れることによりインディゴの発色が更に進みます。
このプロセスは、ほぼ2日間で終わるので、可能であればこの間は、シャンプーなどしないようにしてください。
シャンプーなどされますと、色落ちしやすくなります。3日目から、シャンプーをご使用いただいてもかまいません。
※施術後、シャンプーが必要であればお申し付けくださいませ。お湯で洗い流すことが最大限に効果を出しやすいですがやっぱり「気持ち悪い」「汚れないかな」など気になることがあると思います。遠慮なくお伝えくださいませ。
その言葉の通りヘナを塗るところまでは美容室で、その後の流しとブローはお客様が自宅に帰って自己責任で行うメニューです。
一般的にカラー剤(香草カラーも含む)は塗ってから放置する時間が決まっていて、その時間をオーバーすると…とんでもないことに…
カラー剤の説明書には20~30分くらいに書いてありますが、そんなのは健康毛の話ですから、当てにならないのが現実です。
しかしヘナは塗ってからの放置する時間に制限がありません(常識的な限度はある)ので、ラップで保護して帽子をかぶればそのまま帰ることも可能です。
ヘナを塗ってどのくらいの時間放置するのが良いのか、これは自分で検証もしてみましたが、3時間が分かれ目になる感じです。
白髪の染まりだけなら45分ほどで染まっているけれど、それ以上放置するとヘナが髪や頭皮の汚れを吸ってくれるのでスッキリ感があり、さらに放置すると今度はヘナの持っている油分が髪や頭皮に移るのでしっとり感が出てくる。そのすっきり感としっとり感の分かれ目が3時間ほどの気がします。
美容室でヘナをする時はさすがに3時間もほうっておけないので45分ほどで流しますが、これは白髪が染まる時間の目安になります。
染まりだけならば60分以上放置してもさほど変わりは無く、濃く染めたいのであれば2度塗りをした方が効果があります。
このようにヘナを塗って長時間放置すると染まりだけではなく、クセ毛の扱いも楽になる等、他の効果も期待できるのが「塗るだけヘナ」の特徴です。
お店ではヘナを塗るだけ。流しは自宅でしていただくちょっと変わったメニューです。
・美容室での滞在時間が15分~30分ほどで白髪染めが出来る。
・十分に放置時間をとることが出来るので、ヘナの良さを最大限に引き出すことが出来る。
放置時間は自宅でお好きなように過ごしていただき、時間が来たらご自身で流して下さい。
ヘナの特性を最大限活かせるメニュー『塗るだけヘナ』
お客さまからの評判もいいのですが、いくつか注意点があるのでお伝えしておきますね。
念のため、汚れても大丈夫な前開きの服でご来店ください。
ヘナを塗ってラップをしてある状態から、タートルなどの首が詰まった服を脱ごうとすると間違いなく服が汚れるのでお気を付け下さい。そしてスカーフやタオル、大きめの帽子など、ラップを巻いた頭を隠すアイテムの持参も忘れずに!
*ストール
隙間なく全体を隠すならこれに勝るものはありません!ちょっとそこまで買い物も行けちゃいます。((´∀`))
*タオル
お客さま持参率ナンバーワンはやっぱりタオルですね。貸し出しもします!
ただし、お風呂上がり感は否めません。(〃艸〃)ムフッ
Cordy Hairで使っている『マハラニヘナ』ナチュラルはヘナ100%です。
ヘナ100%の場合は基本的には何時間置いても構いません。
お店で流しまでする場合の放置時間は、白髪がしっかり染まる最低限の時間に設定しているので、だいたい45分前後で流しますが、
『塗るだけヘナ』でご自身で流す場合、現実的には3時間前後がベストかと思います。
時期的な問題もありますが、長時間になると耳周りや襟足のあたりから、たら~~っとヘナが流れてくる可能性が高くなります。
自宅に帰ったら首にタオルを巻いておくことをおすすめします。
(ちなみにインディゴ使用の場合はその特性上、2時間以内に流して頂きます)
色が出なくなるまでひたすら流して下さい。顔周り・襟足・耳周りはヘナが乾燥してこびり付いたようになりますが、シャワーでお湯をかけながら指で軽くこすれば簡単に落ちます。その後いつものようにトリートメントをして下さい。
ヘナを流すときはシャンプーは使わず流してトリートメントするだけでもいいです。
色落ち・ヘナの頭皮への残り・匂いなどが気になる方は軽くシャンプーしても大丈夫です。
上記のようにいくつかの注意点はありますが、慣れてしまえば時間も有効に使えてヘナの良さも最大限に引き出せる『塗るだけヘナ』
白髪が増えれば増えるほど染める機会が多くなるので、こんな方法も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?!
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